※前ブロの続き
出だし小説風
暗闇にバッジが光る
警官だ
2名
生まれて初めての職務質問である。
まるでここは最終ステージか
一気に緊張感が張りつめる
ベガとの最終決戦のような雰囲気が
あたりを包み始めた
目がわらっていない笑顔をひっさげた警官が
怪訝そうな面持ちでこちらを直視し
窓を開けろと懐中電灯を上下に2、3度ゆすった
もう一人は
懐中電灯で後部座席を
すみずみまで照らしナンバーを確認
鍛え上げられた上腕は
制服の上からでもわかる程隆々で
そのかいな(腕)は
バーチャファイターのウルフを連想させた
なんだ どうした!?
大会前にドンパチか
やるか!?
ちょうどウオーミングアップの相手を探していた
「こんばんわ~富山県警でげす~」
げす~とは言ってないw
「ははははは はい」ガクブル
「こんな深夜にゲームセンターの駐車場に
県外の車、エンジンかかってたんで声かけさせて
もらいましたでげす~」
おおぉ正論だな
「あ、いや 明日ここのゲームセンターで大会があって」
「大会ですか?なんの大会でげすか?」
「バーチャファイターです」
「なんでげす?それ 免許証お願いできます?」
クリリンとそっくりな免許証を出す
「格闘ゲームの大会です」
「そんなんあるんでげすか?
一応トランクの中だけ、エンジン切ってもらえますでげすか?」
ほぉ 場慣れしているな
こちらに主導権を渡さない質問と間髪いれないタイミング
こいつ
もしや俺と同じ キング使いか?
さきに仕掛けるか?
ここでキングの10連コンボをかますか?
悩んだが それやったらおしまい
人生おしまい
警官にコブラツイストからジャーマンスープレックスしたら
一巻の終わり。おしまい
言われたと通りにする
まぁ当たり前だけど何もない
あるのは ファミ通の雑誌と一応持ってきた
コントローラーだけ
何もないとないとわかった警官
どちらも安心したのか
一気に緩む
「あの あれですか アチョーってやるゲームですか」
「はいそのアチョーです」
雑談が3分ほど続きようやく解放
「ありがとうございましたでげす。大会頑張って~」
一気にからだが弛緩をはじめたと同時に
疲労がおそった
張りつめた状況がつづいた
朝もやに目を細めながらゆっくりと眠りについた
首の痛みで目が覚めた 午前8時30分
駐車場にはまだ誰もいないw
完全にオーバーラン
粋がってきたけど
そんな必要ナッシング
軽い朝食をすませ
近くの24時間営業の
レジャーランドで朝練をかます
調子はよさそうだ
戻ってみると
10人くらいいるじゃありませんかー
おおーー
いるいる
バンダナにケミカルウォッシュのジーンズ
どこで買ったかわからないリュック
たまらないぜ!
このダサさ
洋服には一切目も向けず
ゲームしかしてこなかった
特有の雄臭
くさくてたまらないぜ!
俺の整理券は12番
なにとも言われぬ
例えようの無い複雑な気持ち
ゲーセンに通った日々
を思い出す。。。
手書きで書かれた
この整理券
いとおしくも狂おしくも見え
丁寧に二つ折りにして
左の胸ポケットにそっと忍ばせた
13時まで目をつむる
集中力を高める
ただ眠いだけw
ここで
事件勃発
運営側からの衝撃な報告
40人なんて集まらんかったし
あんたら好きなルールで好き勝手やって
ほなサイナラ
えええー
おれ前日入りして職質までされてんだけど
ここまで来て帰れん
急遽
集まった連中で話し合う
25名いた
すごい面子w
世界の終わりみたいなやつら
犬神家の一族みたいなやつおる
そいつ優勝でいいんでないか
G7の大統領メンバーよりすごい
ゴミ溜めのような面構え
その中で唯一かろうじておれ一番イケメンww
話し合いの結果
トーナメント方式となりました
俺は12番
奇数しか集まらなかったし
シードを公平にじゃんけんする
丁寧 見た目よりちゃんと真面目w
2本先取されたら負け
ただ1回戦で敗退が決まっても
敗者復活戦枠が存在する
復活戦枠の上位一位は
2次トーナメントのシードにカムバックできる
まだ優勝できるチャンスはある。
なおかつ復活戦枠の2位からケツまでの奴らで
勝利数が一番高かった奴は3位決定枠に進出できるという
ごみ連中が即席で作ったと思われない 繊細さ
ちゃんと考えてる えらい しっかりしてる
こんな事ばっかやってんだろうなー
口あんぐり状態
あっちゅう間に俺の番
だいたいの対戦は
20秒~30秒くらいで決まるし
すぐ来る
ド緊張MAX
手が震える マジw
ウルフとリオンで迷っていた
相棒キングはやめて
リオンで行くことに
パワー系よりも乱打戦に分があると読んだ
リオンで行く
今までのオレを信じろ!
相手は
ゴミ溜め日本代表みたいな顔
ペコリとあいさつするも反応なし
ほぉ
いざ
1本目
予想通り乱打戦
相手はとにかく勝ちたい気持ちから
ボタンを叩きまくるw
だだっこ作戦
リオンでよかった
丁寧なガードからの
小出しのリオンの複雑で変則な攻撃が決まる
次々と技が決まる
1本目先取 シャ
相手がぶつぶつとなんか言ってる
何言っているか聞こえない
俺を呪い殺す呪文とか言ってないないよね?
2本目
まさかの、、、、
あと一歩の所でなんと俺のリングアウト
まじか~頭抱える
のちにリングアウトというシステムはなくなっていく
3本目
相手は冷静さを取り戻したのか
連続攻撃をかまし始める
こちとら
防戦一方
くくく
という事で
結果は1回戦敗退でした
緊張と疲労はあったものの
まぁまぁ手ごたえはあった
初めての対戦に
いままでの苦労は
無駄じゃなかったか
あとは場慣れか。
こことにかく くさい
まだまだこの大会のゲームネタはありますが
このへんでおしまい
また普通のブログにもどります
とにかくスト6ばんざい
楽しみしています。
読んでるわきゃないですが
カプコンさん
もしこのブログ読んでたら なんかちょーだい