ストリートファイターばんざい③

前ブロのつづき

 

さまざまな緊迫感からの影響か

またしても撃沈。。。。

いくらつかっとんのじゃーい

今回も龍虎乱舞のコマンドを

知ることが出来なかった

ぐむむー くっそー

おれは怒りがてっぺんに来ていた

ワナワナ状態

どこチュー? なんやとこらー

チューしたろかーえー

腕まくりをかまし

舌を2、3度舐めずり回しながら

友達の所へいざ一目散

フェンスを軽く飛び越え

フェンスありません

ズザーーーーっと

登場

相手4人 こちら2人

ほぉ

おもしろくなってきやがったぜ!

 

しかしここである事に気づく

この辺の奴らは

見た目からしてちょっと違う

俺の住む地域から南側に行くにつれて繁華街へと向かう

金沢の立地面から相手方の富裕層感が見え隠れしている

こちら側の服のセンスがダサさを極めている

この時点で戦意喪失

相手はコンバースのハイカットにパーカー

こちらはミチコロンドンのトレーナーにサンダル

「チームおさがり」

見た目からして

もう火を見るよりも明らかにこちらが不利

軍配はコンバース

唯一勝っているのはミチコロンドンのトレーナーの

厚みだけ

機能性重視

寒く無いようにね という友達の母親の顔が

浮かび涙が出てくる

 

とその時だったーーーー

均衡が一気にひしゃげる

相手が友達のミチコロンドンを引っ張りつけた

おおおおーーーと

やったな こら

オイやったな

とうとうやったな

お互いの距離が一気に縮む

まさに一触即発

おれはもうソニックブームのコマンドは入ってる

← → パンチ

寝具売り場のおっちゃんがこっちを見る

どうか止めてくれ笑

ただどちらも手を出さない

手の出し方をしらないw

「こら」「あぁ」

「〇〇さん知らんのか?」

地元の一番恐れられている先輩の名前を言い合う

冷戦状態が均衡を保ち

5分は経過しただろうか

友達のミチコロンドンが

ポケットをコロコロとまさぐり始めた

ままま まさか

じゃんけんガムをあげて

解決するのか

それだけはやめとけ

 

とその時だったーーーー

 

いきなりミチコロンドンが

相手に殴り掛かり

ネコパンチさく裂ーーー

ええええーーー

そんなキャラ!!!??

そんな奴やった おまえ

俺が一番ビビってる

本当にびびった

マジでびびった

みんなで止める

寝具売り場のおっちゃんも止めに入る

うそーーーん

それはどう見ても

見た目おれの役目やろがいや

100円玉握って殴ったら威力5倍や!

って おまえこえーーー

本当にこえー

解散

一目散に解散

帰りの道中は

まだ鼻息荒いミチコロンドン

こんなやつやったんやー

友達と解散するが

なぜかミチコロンドンの家で

夕飯をごちそうなる

学生あるある

ご飯たべてって

菩薩のようなミチコロンドンの

母親の笑顔で

また涙流れてきた

あんたの息子

いきなり100円玉握りしめて

殴り掛かる息子ですよ あんた

しってんのか?

夕飯の味をまったく覚えていない

最後に母親が

「これからも仲良くしてやってね」

おれには自信がなかった

ガクガクと首を縦に振り

家路へと向かう

なぜかガイル少佐を思い出し

目頭が一気に熱くなった

 

次回につづく

「おれ大会にでる」