ラン&ガン 2

 
 
つづき
 
 
 
海岸線をスピッツ聞きながら半泣きになっていると
 
 
 
トンタンタン トンタンタタタタン
 
 
見知らぬ番号から着信が
 
 
「もしもし」
「おー どこや 今?」友人B
「あれ お前 番号どしたん?」
B「なんバックアップとってなかっし、どうせなら
乗り換えた方が安くて新しい番号に乗り換えたわ」
「ほなん でもよー俺の番号わかったな!?」
B「おぉ 母ちゃんや お前の母ちゃん」
「はぁぇ? どういう事?」
B「お前の実家にかけて教えてもろたわ
おまえの母ちゃんすぐ教えてくれたわww
あぶねーなお前の母ちゃんこの時代にww」
 
ぎぇえーー やめてー
 
詐欺まっしぐら
 
この時代に詐欺ダメ絶対
 
せめて こんな人から電話かかってきたけど
 
おしえていいの?くらい 言って
 
相変わらずの放任
 
昔から放任
 
勝手に育て
 
自分でなんとかしろ育成方法
 
いまも守る母親
 
あるいみありがとう!
 
そして300万ほど取られてしまえ
 
 
 
今おれ 半泣きで能登の端っぱしあたりまで
 
 
来とるし 夕方 河川で合流予定
 
 

 
 
 

 
 
 
しかし あつー
 
 
炎天下むりやな
 
 
まぁ 夏は釣れないのは分かっていたが
 
 
ここまでか
 
 
やっぱ 秋バスかー
 
 
夕方
 
 
友人Bと合流
 
 
新しい携帯がうれしいのか
 
 
ニヤニヤしながら釣りせんと携帯ばっかみとる
 
 
もう一回落としたろか コイツ
 
 
こちとら
 
携帯日本海に落とすヤツおるわ 熱中症の世話せんなんわ
 
詐欺みてなー事にあうわ
 
 
 
河北潟を北から南へ ベタなめ
 
 
うーむ釣れん 釣れる気がしない
 
 
 
ナイトゲーム突入か
 
 
 
いやねみーしあちーし
 
 
色々むかつくし 帰る 解散
 
 
こんだけ色々あって
 
 
一匹もつれん
 
 
んなバカな
 
 
 
着信 母から
 
 
おぉ いまごろ 言ってきたな
 
とっちめてやる
 
 
「なし食うけ?」
 
 
はぁー そっちー