スーパーサイヤ人

二日目!
とうとうこの日がやっていました
朝から緊張しっぱなしで脈拍が高い
看護師さんが
「ハイいまから浣腸しますので お尻だしてください」
なにーーー
自分で出来ますよ! の言いかけ
自分で出来 のタイミングで
「自分で出来ないヤツです!」
どぁーーー
かんねんの時が来た
もう無理、この人を論破できません
スマン
おれのしりよ
別れの時がきた
言われるがままに 俺のおしりプリンと
されるがままに、、、
その事務的感が逆に新鮮
「おおぅぅ」
1本浣腸された俺は放心状態です
しかし 浣腸ってすげーな
便意そっこう来る
しかし、看護師さんも仕事とはいえ
もうすこし照れがあるとまた
違ったプレイになるのに
お互い一線超えたみたいな
そして
とうとう、カメラの時が
そこで事件が!
なんかやたら人いる
しかも若い女の子
実習生が来てるって
オイ 冗談じゃねーぞ
なんで俺の時に
後ろに死にそうなジジィいるじゃねーか
おまえらそいつの時メモ取れよ
「おおおおおっぅぅ」
おれの心叫びは誰一人に届かず
猛烈な視線を感じるが
それどころじゃない
腸の曲がり角でカメラがグイグイ押してきて
いてーのなんの
「最後に痔の検査しまーす」って
「おおおおぅぅえぇ」
指いれてこねくり回してんの!
もう少しでおれはスーパーサイヤ人に
変身するところでしたわ
「まだ若いから大丈夫だと思うけど一応」と
言って今度は俺の分身の2つ
ゴールデンボールをこねくり回す
「つぁいいーーーーーー」
もうやめろー
そして、メモとる実習生
今のタイミングで何をメモってる
そのノート見せろ! ブス
最後に総合診断結果の時間
「どこも異常ありません」
なんじゃそりゃ
いや イイのかそれで
みなさん健康第一ですから
人間ドックは新しい世界の発見です