中ーぼうと自転車

昨日、汗だくになって
道路でうずくまっている中学男子いた
声を掛けるとチェーンが切れているじゃありませんか
しかたねーから どれどれって見てやった
見てやったはいいけど ひとっつも分からん
チェーン外れたらまだしも 切れてんじゃん
分からんし まず工具ないし
工具あったとしてもどうなん
どーすんのオレ
そんな期待の眼差しでオレを見ないでくれよ
どーしようもならん
家どこか聞くとまぁまぁ遠いなコノヤロー
その中ーぼうは
「押して家まで帰ります」といいうけど
切れたチェーンが噛んでタイヤが回らない状態
無理やり押してもタイヤがウマく回らない
これ押して帰ると相当な時間と体力がいる
乗りかかった船だしなーー
とはいこのえチャリンコは

今のオレではどーにもならんので
俺の車の荷台に乗せて
その中ーボウを家まで送る事に
家に付いて そいつのチャリンコを下ろして
帰ろうとすると その中ーぼうが
「ご面倒でもお名前だけでも教えてもらえませんか?」
とぁーーーーー
なんてイイ奴なんだオマエ
というか中1でそんな事思いつく!?
俺が中ーぼうの頃なんて
どうやって女の子のスカートの中見るかで
頭いっぱいでした
そして、オレも負けてはいられないと思い
「そんな事はイイよ!それよりお前も困っている人いたら
助けてあげなさい、その幸せが世界中に回って最後に
自分に帰ってきたら、世界は幸せになっているよ」
つぁーーーーー
なんてオレカッコイイの
でもその中ーぼう
「え、」って聞き直すし
二回言ったわ、、、
それが一番恥ずかしかったわ