ストリートファイターばんざい④

前ブロのつづき

 

高2.3と卒業や就職を意識し始める

そんな青の時代にも

全くぶれないオレw

ここで

世界を震撼させるゲームが登場する

世界のゲームメーカー

SEGAからの刺客

「バーチャファイター」

ナムコからの挑戦状

「鉄拳」である

だれもが一度は聞いたことがあるだろう

3Dを駆使した格闘ゲーム

これに

日本中の男どもは雄たけび上げる わぉーん

ただでさえ

ストリートファイターとSNKシリーズで

クソ忙しいのに

 

・ストリートファイター

・餓狼伝説

・バーチャファイター

・鉄拳

まさに格闘ゲームの戦国時代の幕開け

お金がいくらあっても足りない

バイトのお金がザブザブと湯水のごとく消えていく

これは いかがなものか

ここで

SEGAが動く

セガというより ゲーセンが動く

バーチャファイター大会である!

ここいらで

一気に金を使わせようとする

大人の策略が前のめりに出始める

「強いヤツはどこにいる?」

このキャッチに夜も眠れない

ろくすっぽ眠れない

俺はいったいどのあたりに居る?

俺はいまどのくらい強いのか?

アーケードにいちいち行って

100円を使っていられない

自宅で鍛錬を積まなければならない

テレビはある

ラジオもある

お巡り毎日ぐーるぐる

※吉幾三

あとは「セガサターン」か

「プレイステーション」を購入して

死ぬ一歩手前まで鍛錬をつまないと

当時バイトはしていたが

お金が足りない

この辺の金額は

学生の力ではどうしようもない

大人の力が必要

母親にエビぞりになりながら

ブリッジして

禁断の言葉を言い放つ

「一生のお願いセガサターンかプレステかってー」

とあがめ倒す

ちょっと記憶が遠くて覚えてないが

セガサターンが売り切れだったのか

プレイステーションがうちにやってきた

しかも高3の冬

この時期に買う親も買う親

おれの親らしいww

アーケードで

バーチャファイターの腕を上げつつ

自宅では鉄拳2に没頭する毎日

数学の公式は一切覚えれないのに

なぜか

キングの10連コンボは覚えれられる

なんで!?

10連コンボが決まった時の爽快感がたまらない

10連コンボが決まると もはやもう

意識とは無関係に漏らしているw

金沢のタイトーが

バーチャファイター大会を開催するも

そこまで行く足がない

自転車では到底無理な距離で開催

うううーーーむ

バーチャファイター2の大会に標準に切り替える

 

 

翌年

無事に免許を獲得したおれは

バーチャファイター2の大会にエントリー

エントリーと言っても

今みたいにネットがあるわけじゃない

やっとポケベルが出始めた頃

整理券を配って大会が開催される

並んだもん勝ち40人枠

明日の早朝出発するか

いや いまから並んでいたらどうする

40枚しかない

意味もなく車を走らせたいこの時期

免許とりたての感情が重なり

時計は深夜1時

ひときわ輝く

北極星をたよりに

お気に入りのメロコアが詰まった

カセットテープ2,3本と共に

初めて買った本田シビックのアクセルを

力強く蹴り込んだ

 

 

 

 

戦場は富山SEGAワールド41号線店 

  ↑

※記憶が定かではないロッテリアの近くにあったゲーセン

大会と言うよりも対戦を派手にやってますよ的なもの

公式でもなんでもない

ただこういう所にこそ 強いヤツがいる

息をひそめている

富も名声もいらない

ストイックでアングラなやつが

わんさかいる

今のおれにはちょうどいい

腕がなるぜ!!

 

すぐ着くw

寄り道しても夜中2時半に到着

当たり前 隣県

ちーーーん

だけもいない

犬っころ一匹いない

尋常じゃない静けさ

なんだこれw

おれだけ息巻いてるんじゃないけ

整理券くばるの11時

大会開始13時スタート

あと11時間ある

一旦帰ろかww

しかたない

駐車場の隅で

夜を明かそう

ひとつだけ気がかりがあった

スティック問題だ

筐体での対戦がほぼ100%

家ゲーのコントローラーに慣れきっている

ここがかなりのポイント

慣れたコントローラーじゃないと

技が出せない

初めての決戦

単身の乗り込み

初めて車の中で夜を明かす背中の痛さと

コントローラーの不安で

中々寝付くことは出来なかった。

 

「コンコン」

目をしばつかせ

時計に目を落とすと

午前3時ちょうどを指していた

運転席側に

 

人影が動いた

 

なんだ、

 

だれだ?

 

 

次回につづく

「いよいよ決戦」