前ブロのつづき
高2.3と卒業や就職を意識し始める
そんな青の時代にも
全くぶれないオレw
ここで
世界を震撼させるゲームが登場する
世界のゲームメーカー
SEGAからの刺客
「バーチャファイター」
ナムコからの挑戦状
「鉄拳」である
だれもが一度は聞いたことがあるだろう
3Dを駆使した格闘ゲーム
これに
日本中の男どもは雄たけび上げる わぉーん
ただでさえ
ストリートファイターとSNKシリーズで
クソ忙しいのに
・ストリートファイター
・餓狼伝説
・バーチャファイター
・鉄拳
まさに格闘ゲームの戦国時代の幕開け
お金がいくらあっても足りない
バイトのお金がザブザブと湯水のごとく消えていく
これは いかがなものか
ここで
SEGAが動く
セガというより ゲーセンが動く
バーチャファイター大会である!
ここいらで
一気に金を使わせようとする
大人の策略が前のめりに出始める
「強いヤツはどこにいる?」
このキャッチに夜も眠れない
ろくすっぽ眠れない
俺はいったいどのあたりに居る?
俺はいまどのくらい強いのか?
アーケードにいちいち行って
100円を使っていられない
自宅で鍛錬を積まなければならない
テレビはある
ラジオもある
お巡り毎日ぐーるぐる
※吉幾三
あとは「セガサターン」か
「プレイステーション」を購入して
死ぬ一歩手前まで鍛錬をつまないと
当時バイトはしていたが
お金が足りない
この辺の金額は
学生の力ではどうしようもない
大人の力が必要
母親にエビぞりになりながら
ブリッジして
禁断の言葉を言い放つ
「一生のお願いセガサターンかプレステかってー」
とあがめ倒す
ちょっと記憶が遠くて覚えてないが
セガサターンが売り切れだったのか
プレイステーションがうちにやってきた
しかも高3の冬
この時期に買う親も買う親
おれの親らしいww
アーケードで
バーチャファイターの腕を上げつつ
自宅では鉄拳2に没頭する毎日
数学の公式は一切覚えれないのに
なぜか
キングの10連コンボは覚えれられる
なんで!?
10連コンボが決まった時の爽快感がたまらない
10連コンボが決まると もはやもう
意識とは無関係に漏らしているw
金沢のタイトーが
バーチャファイター大会を開催するも
そこまで行く足がない
自転車では到底無理な距離で開催
うううーーーむ
バーチャファイター2の大会に標準に切り替える
翌年
無事に免許を獲得したおれは
バーチャファイター2の大会にエントリー
エントリーと言っても
今みたいにネットがあるわけじゃない
やっとポケベルが出始めた頃
整理券を配って大会が開催される
並んだもん勝ち40人枠
明日の早朝出発するか
いや いまから並んでいたらどうする
40枚しかない
意味もなく車を走らせたいこの時期
免許とりたての感情が重なり
時計は深夜1時
ひときわ輝く
北極星をたよりに
お気に入りのメロコアが詰まった
カセットテープ2,3本と共に
初めて買った本田シビックのアクセルを
力強く蹴り込んだ
戦場は富山SEGAワールド41号線店
↑
※記憶が定かではないロッテリアの近くにあったゲーセン
大会と言うよりも対戦を派手にやってますよ的なもの
公式でもなんでもない
ただこういう所にこそ 強いヤツがいる
息をひそめている
富も名声もいらない
ストイックでアングラなやつが
わんさかいる
今のおれにはちょうどいい
腕がなるぜ!!
すぐ着くw
寄り道しても夜中2時半に到着
当たり前 隣県
ちーーーん
だけもいない
犬っころ一匹いない
尋常じゃない静けさ
なんだこれw
おれだけ息巻いてるんじゃないけ
整理券くばるの11時
大会開始13時スタート
あと11時間ある
一旦帰ろかww
しかたない
駐車場の隅で
夜を明かそう
ひとつだけ気がかりがあった
スティック問題だ
筐体での対戦がほぼ100%
家ゲーのコントローラーに慣れきっている
ここがかなりのポイント
慣れたコントローラーじゃないと
技が出せない
初めての決戦
単身の乗り込み
初めて車の中で夜を明かす背中の痛さと
コントローラーの不安で
中々寝付くことは出来なかった。
「コンコン」
目をしばつかせ
時計に目を落とすと
午前3時ちょうどを指していた
運転席側に
人影が動いた
なんだ、
だれだ?
次回につづく
「いよいよ決戦」